車の使用年数はあくまでも目安

中古車査定をすると必ず聞かれるのが、何年に購入した車か(年式)、という項目です。その車の状態をざっと把握するにはどれくらいの年数走っていたかが一番分かりやすい数字ですので、当然の質問です。インターネットで検索して表示される価格も、車種と年式、走行距離の組み合わせがメインとなります。


ですがたとえ10年落ちの車でもほとんど乗っていなくて、消耗部品以外はほぼ購入した時点から劣化していないものもありますし、逆に3年経っていなくてもガンガンに走り込んでいればオーバーホールが必要な場合もあります。


ですので、インターネットで見つかった価格には数万円、場合によっては数十万近い開きがあるのが普通です。ネットで完結する簡単な査定ではその車種・年式の「平均値」が分かる、と考えておいた方が良いでしょう。後は車の状態次第で最終的な価格が決まるのですから、その数字で一喜一憂しない様にしましょう。


また「車検・12ヵ月点検直後の車の査定は高くなる」のは事実です。それは検査によって車に根本的な問題が無い事がチェックされるからです。また消耗部品の交換が終わっている事がほぼ確実で、その分の手間が省ける事も理由です。


しかしその為に車検を通すべきか、となると判断が難しい所です。一概には言えませんが、車検をパスしていても、それに払った費用が必ず査定額にプラスされるとは限らないからです。あくまで新車が納車されるタイミングを第一に考えた方が良いでしょう。