付属品が欠けていると中古車査定の思わぬマイナス評価に

 

車自体の状態がどんなに良くても、査定が悪くなる場合が有ります。それが付属品の欠品です。「オプションで付いてきたもの=付属品」という考え方もありますが、実は車本体にも付属品は有ります。

 

一番分かりやすいのが取扱説明書でしょう。さすがにこれはダッシュボード下のグローブボックスに車検証と一緒にしまっている方がほとんどだと思います。しかし小物の収納に困ってとりあえず家に置いておいたらそのまま忘れていた、というケースもあり得ます。

 

車検証無しで走行するのは法律違反ですが、使用方法をマスターしたら取扱説明書は車に置く必要は確かにありません。ですが、決して紛失しない様に注意しなくてはなりません。中古車を購入する立場からすれば、使い方を知る為には別途手に入れなくてはなりません。そんな車でもいいから欲しい、と考える人は少数派でしょう。

 

また点検整備記録簿も重要です。通常取扱説明書と一緒に付いてくる点検時のチェックシートですが、これを紛失したり未記入状態の場合には査定に大きく響きます。車がきちんとメンテナンスされているか確認が取れないからです。平成26年から点検整備記録の実施状況が車検証の備考欄に記載されるようになり、それ以降は特に厳密に確認されていますのでこれも注意点です。

 

他にも購入時に車載されている工具類やスペアタイヤの代わりの応急修理キット、発煙筒等も新車時と同じ様に付属しているのがベストです。これらのいずれかが無かった場合には業者が手配しなくてはならない分、査定が下がると考えましょう。