キズやヘコミは直した方がいい?

車に乗っていれば、何らかのキズは付いてしまうものです。自分で壁をこすったりしてしまう事もあるでしょうし、ドアの開閉で隣にぶつけたり、最悪当て逃げされてボディにヘコミができてしまっている、というのもありえない話ではありません。

 

その様なキズやヘコミは、残念ながら中古車査定ではマイナス要素です。板金塗装が必要なぐらいの大きさであれば、かなり減額される事は覚悟した方が良いでしょう。

 

それなら、予め修理してから査定してもらえば良いのか、と一概には言えません。直す料金の方が大抵高くついてしまう為です。ぱっと見て目につくキズやヘコミは、中古車業者が車を整備する際に、一緒に直してもらうものと割り切った方が良いかも知れません。

 

またボディをよく見て頂けば分かりますが、新車時に相当気合の入ったコーティングをしていない限り、細かなキズが沢山付いているはずです。飛んできた砂でこすれたりしてできたキズは、中古車の場合当たり前といえます。コンパウンドで研磨するという手も有りますが、どの程度のキズであれば目立たなくできるのか判断に困った場合、そのままにしておく方が良いでしょう。下手にキズを隠そうとしていると見られてしまっては、かえって損です。

 

付いてしまったキズやヘコミを整備工場等で既に直している場合には、それもきちんと申告しておいた方が良いでしょう。綺麗になっていればマイナスされませんし、また車を大事にしている事の証明になります。それで査定が甘くなる事を期待はできませんが、少なくとも見る目が余計に厳しくなる事は無いでしょう。